水のたび、いのちのたび  #4 「聞く耳」を育てる、エデュテインメント

hiro

EducationとEntertainmentを組み合わせる。楽しさから始まり、興味が芽生え、最後に自然を守る話が届く。その順番に、ルスツリゾートならではの大きな可能性を感じました。

楽しい掛け合いの中で、自然と子どもたちの「聞く耳」が育っていきます。

今回のイベントで、とても印象に残ったのが、かわちゃんから教えてもらった「エデュテインメント(Edutainment)」という考え方でした。Education(教育)と Entertainment(娯楽)を組み合わせた言葉です。

学ぶことと、楽しむことを分けない。むしろ、まず楽しいから興味を持つ。面白いからもっと知りたくなる。その先に、自然や環境についての学びが生まれていく。今回の「水のたび、いのちのたび」は、まさにその形になったと思います。

午前中はペットボトルの中に小さな山をつくり、水が地面を通っていく様子を実験しました。お昼には水が育てたものをみんなで食べ、午後はかわちゃんのクイズやトークを通じて魚や海の不思議に触れました。

ここで素晴らしかったのは、子どもたちが「楽しんだ」だけではないことです。楽しむことで、子どもたちの「聞く耳」が育っていったことでした。

まず夢中になる。そこから興味が生まれ、「聞く耳」が育っていく。

自然や環境について、最初から「大切にしましょう」と伝えるだけでは、なかなか心には届きません。まず、面白い。楽しい。不思議。もっと知りたい。そんな気持ちが生まれて初めて、その先にある大切な話を聞く準備ができる。今回、一日を通してその流れができていました。 そして最後に、ルスツリゾートの樫野さんから、なぜルスツリゾートが水や森を大切にし、観測や保全の取り組みを始めているのかを子どもたちへ伝えました。

自分で水に触れた。水が育てたものを食べた。魚や海の面白さを知った。その体験があったからこそ、最後の「自然を大切にする」という話が、単なる説明ではなく、自分たちが過ごした一日の延長として届いたのだと思います。

環境教育は、環境の話から始めなくてもいい。

そして、今回もう一つ大きく感じたことがあります。こうしたエデュテインメントは、ルスツリゾートだからこそ実現できるのかもしれない、という可能性です。

遊ぶ場所がある。自然がある。食がある。雪がある。森がある。そして、その場所そのものに水の循環がある。子どもたちにとって「楽しい場所」の中に自然を知る入口をつくることができれば、学びはもっと自然に心へ入っていきます。

遊びに来た場所で、気づいたら自然のことを知っている。楽しかった思い出の中に、水や森、海の話が残っている。またルスツに来たときに「あの雪が水になるんだ」「この森が水を育てているんだ」と思い出してもらえる。 Entertainmentの力で興味を生み、Educationへつなげる。そして、その体験の舞台そのものが自然の中にある。今回のイベントを通じて、ルスツリゾートには子どもたちの「聞く耳」を育てる、新しい環境教育の大きな可能性があると感じました。

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