ルスツ水循環プロジェクト Phase 2が始動
hiro
Rusutsu NatureLink
ルスツリゾートの地下水は、すべての地区で同じように流れているわけではありません。
地形や地質が異なるため、イースト、泉川、ウェストでは、それぞれ異なる地下水の特徴を持っている可能性があります。
今回の現地調査では、各地区に設置された観測井戸を確認し、地下水位の測定やRTKを用いた管頭標高の測量を実施しました。
イースト地区の通称「ウド谷」では、3本の簡易観測井戸を確認しました。

上流側の2本については、調査時点で地下水位が低下しており、井戸内に水を確認できませんでした。地下水位は季節や降雨によって変化するため、継続的な観測が必要です。
泉川地区では、既存の観測井戸に加えて、新たに設置された2本の簡易観測井戸を確認しました。
そのうち、最も標高の高い位置にある泉川3号井戸では、地下水が自然に地上へ流れ出す「自噴」が確認されました。

複数の井戸について、井戸の高さと地下水面の高さを正確に測定することで、地下水がどちらの方向へ流れているのかを推定できるようになります。
ウェスト地区では、既設の7号井戸に加えて、キャンプ場付近の井戸や、公園整備の際に発見された古井戸を確認しました。
今後、それぞれの井戸の水位標高を比較し、ウェスト地区における地下水流動を整理していきます。
ルスツの地下水を理解するには、一つの井戸の水位だけでは十分ではありません。
複数地点の井戸水位、地形、雨量などを同じ時間軸で記録することで、地下水の動きを「点」ではなく「面」として理解できるようになります。
今回の調査で得られた測量データは、今後、地下水流動方向を図示し、持続可能な地下水利用を検討するための基礎資料となります。