既設の井戸水位センサーをIoT化へ

hiro

人手によるデータ回収から常時モニタリングへ

ルスツリゾートには、すでに地下水位を記録している井戸や水位センサーがあります。

しかし、一部の既設センサーはインターネットやLoRaWANに接続されておらず、データを確認するためには、現地で記録装置からデータを回収したり、担当者へ電話で確認したりする必要があります。

この方法では、データを取得するたびに人が現地へ移動する必要があり、継続的な人的コストが発生します。

また、大雨や融雪時など、地下水位が大きく変化するタイミングに、すぐに状況を確認することが難しいという課題もあります。

今回のPhase 2では、既設の応用地質株式会社製水位センサーから、保存されている水位データを取得しました。

あわせて、既設機器がどのような方法でデータを記録・出力しているかを技術的に確認しました。

その結果、既設センサー自体を交換しなくても、外部の通信機器を接続することで、測定データを自動取得し、遠隔送信できる可能性があることが分かりました。

今後、専用のデータ取得・変換機器を開発することで、以下のような運用が可能になります。

地下水位センサーが記録したデータを自動で読み取り、LoRaWAN等を通じてサーバーへ送信します。送信されたデータはWeb管理画面上に表示され、現地へ行かなくても地下水位を確認できるようになります。

これにより、手動でのデータ回収作業を削減し、年間を通じて連続的に地下水位をモニタリングできます。

さらに、雨量計や他の観測井戸のデータと組み合わせることで、雨が降った後に地下水位がどの程度上昇するのか、融雪水がどのタイミングで地下水に影響するのか、井戸からの揚水が周辺地下水にどのような影響を与えるのかを分析できるようになります。

今回のPhase 2では、IoT化が可能かどうかの技術確認までを実施しました。

今後はPhase 2.5として、IoT接続機器の開発、現地設置、通信試験、Web管理画面へのデータ連携を進める計画です。

既存設備を活かしながら、より効率的で継続可能な観測システムへ移行することが、ルスツにおける地下水管理の次のステップとなります。

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